- 漫画『宇宙兄弟』オフィシャルサイト内で連載されているコラム
- NASAジェット推進所に勤務されている小野 雅裕氏による連載
- 豊富な写真や図説によりとても読みやすい
- https://koyamachuya.com/column/column_category/voyage/
漫画『宇宙兄弟』オフィシャルサイト内で連載されているコラム「一千億分の八」の紹介です。
一千億分の八
宇宙兄弟は筆者の愛読書でもありますが、そのWebページは宇宙関連情報の宝庫にもなっています。その上、子供でも理解できるように気を付けて書かれているようで、とても分かりやすく書かれています。
一千億分の八というタイトルの由来は以下のように述べられています。
「銀河系には約1000億個もの惑星が存在すると言われています。そのうち人類が歩いた惑星は地球のただひとつ。無人探査機が近くを通り過ぎただけのものを含めても、8個しかありません。人類の宇宙への旅は、まだ始まったばかりなのです…。」
嫉妬してしまうくらいに美しいタイトルです。
内容は、「地球をサッカーボールの大きさに縮めると、太陽系の果てはどこにある?」といった子供向けのもの(実際に子供向けに講演した内容です)から、「スプートニクは歌う 〜フォン・ブラウンが戦ったもうひとつの「冷戦」」といった少し年齢層が高め向きのものまで幅広いです。
しかし難しい内容も、宇宙兄弟のキャラクターの出てくる図解や豊富な写真によってとても理解しやすく書かれています。
言葉も簡単なものを選んであり、とても分かりやすいです。
レイアウトがスマートフォンなどで見ることに最適化されているようなので、移動の際になど読むのにはぴったりだと思います。
面白さに乗り過ごさないかが心配なくらいです。
image credit : 小山宙哉/講談社