- きぼう船内で自律的に動いて撮影するカメラ
- 「きぼう」とは国際宇宙ステーション内の日本実験棟のこと
- 宇宙飛行士カメラにかける無駄な時間を削減する
- かわいい
- http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/170714_int_ball.html
きぼう船内ドローン「Int-Ball」のHPです。
きぼう船内ドローン「Int-Ball」からの映像初公開!
「Int-Ball」は英語名 : JEM Internal Ball Camera から取ったものだと思います。
JEM は Japanese Experiment Module の略なので、つまりそのままJEM(きぼう実験棟) Internal(内) Ball(ボール型の) Camera(カメラ)です。
Int-Ballは、画像のようなかわいいカメラが飛び回って地上からの遠隔操作で映像を撮影できるロボットとなります。
これには、既存のドローン技術の採用、外装(筐体)と内部構造の3Dプリンタでの製造、JAXAで研究されている超小型三軸姿勢制御技術の活用など既存の技術と先進的な技術が上手く組み合わされています。
(そしてなによりかわいいです。日本らしさ、そして未来らしさを感じられるフォルムではないでしょうか。)
動画がありますのでご覧ください。
Int-Ballが投入されることとなった理由は、宇宙飛行士のカメラ撮影の負担を減らすためです。きぼう実験棟内で行われる実験では、設置された定点カメラを用いるだけでなく詳細に見るため宇宙飛行士が追加でカメラの設置や撮影を行っています。しかしカメラに関わる時間は宇宙飛行士の作業時間の約10%程度にもなり、実験の時間を消費してしまっていました。
地上から操作できるInt-Ballで撮影することによって宇宙飛行士はもっと効率的に実験に取り組めるようになるのです。
将来的には、宇宙飛行士に代わり、保管物品の管理や緊急時の事故現場の調査を行うことも考えられています。
このかわいさ、武骨なものが飛んでいるより気分的にもいいですよね。
国際宇宙ステーションという場でこのような日本らしさを見るのも面白いです。
詳しくは、HPをご覧ください。
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きぼう船内ドローン「Int-Ball」最新映像
(Int-BallだよりVol. 1)
JEM自律移動型船内カメラ (Int-Ball)について(pdf)
image credit : JAXA/NASA