コラム第三回「GOSAT-2/Khalifasat相乗り超小型衛星 前編」

コラムでは、筆者が個人的な見解をもとに自由に偏見を伴って語らせていただきます。


こんにちは。aregaです。

GOSAT-2/Khalifasat相乗り超小型衛星の選定結果について」というニュースが出ていました。今日はこの相乗り衛星というものがどんなものなのか紹介してみたいと思います。

相乗り超小型衛星というのは大型衛星が打ち上げられる度にほぼ毎回選ばれているもので、簡単に言えばメインの衛星を乗せた上でのロケットの余裕を利用して小型の衛星を打ち上げるサービスです。

この相乗りには二種類あり、有償のものと無償つまり無料のものがあります。無償の場合は目的が以下に制限されます。

①我が国の宇宙開発利用の拡大につながる研究開発に資するもの 。
②大学等の教育への貢献など、宇宙分野の人材育成に資するもの 。 ※ 専ら応募者のもしくは応募者の事業活動の広告宣伝、または、直接の営利活動を目的とした超小型衛星については募集の対象としません。

大まかには日本の宇宙産業と人材育成に貢献するものは無償ということだと思います。有償だと無償よりも優先して打ち上げてもらえるのですが、大きさにより(今回の条件では)2700万から7800万とかなりの金額になってしまうために無償で応募するところがほとんどです。

では、実際にどんな衛星が打ち上げられているのでしょうか。
ちなみにメインの衛星は、絶賛名前募集中のGOSAT-2とアラブ首長国連邦の地球観測衛星Khalifasatです。こちらもチェックを。

発表された今回の相乗り衛星がこちらになります。

大学が製作したものが多いのが分かりますね。無償応募の条件だった人材育成の側面と研究開発の側面を両方満たせる大学は常に狙っている印象です。

一つずつ見ていきましょう。

①Diwata-2 : 東北大学
東北大学なのに有償?となるこの衛星ですが、実はこれはフィリピンの衛星なのです。開発費とそして先ほど述べた数千万の相乗り費用を全てフィリピン政府が負担し、そして北海道大学と東北大学に学生を送り開発することで衛星技術者の教育も行うといったプロジェクトで作られた衛星です。
先に打ち上げられたDiwata(フィリピン語で妖精)-1は台風などの災害や農作物や海洋を観測する地球観測衛星であり、このDiwata-2も同じミッションを持っています。Diwata-2はDiwata-1に比べ高精度なカメラを備えるほか、アマチュア無線を搭載し災害時の連絡手段にも貢献する予定です。

参考資料など
Diwata 2’s payload includes amateur radio(英語記事)
フィリピン共和国の超小型衛星がはじめて宇宙へ!新たな一歩に「きぼう」が貢献
フィリピン初の人工衛星「DIWATA-1」が公開、北大・東北大が開発に協力
フィリピン共和国 第1号衛星「DIWATA-1」による初画像撮影の成功について

長くなりそうなので分けます。


続く